前回記事で雪の白蛇が現れた去年の出来事を書いてます。
蛇は金運にも関係してると言われてますが雪の白い蛇が出てきた時の金銭運は?
正直、可もなく不可もなくでした(笑)
それより前回記事の最後で記した家族の大病や命に関わる難をそれる幸運に恵まれたと思ってます。
それって結局、巡り巡ってお金にも関係してます。
経験を踏まえてその辺のことを書こうかと思ってます。以前に派遣会社の内勤の仕事を少しですがしてました。
取引会社の求人に対し人を募集し紹介する仕事。
登録されてる方は主婦、学生さん、シニア、フリーターなど様々です。
登録者さんに、どんな派遣先でも真面目によく勤務してくれてる小谷(仮名)さんがいました。
小谷さんはシニア世代の女性でしたが、元気だし働けるのなら働きたいという希望がありました。
会社側も紹介の仕事を選り好みせず、積極的に勤めてくれる小谷さんの存在はありがたく条件が合いそうな時は小谷さんによく声をかけてました。
そんなある日、紹介した会社から小谷さんと直接の雇用契約を結ばせてくれないかという話が。
小谷さんが派遣先の会社のパート従業員の方とのコミュニケーションがよくとれてて、新人にありがちなミスも少なく人間関係のトラブルの不安がない。
何より長期勤続の仕事に厳しいパートさんが仕事がやりやすいから、長くいて欲しいとの話が出てると。
先方の会社はお得意様で繁忙期にまとまった人数の求人募集を長年してくれる取引先。
話を小谷さんに伝えたところ小谷さんもずっと働けるならその方がいいと快諾。
何の問題もなく小谷さんはその会社の直接契約で勤め続けることになりました。数年後、小谷さんとショッピングモールでばったり会いました。
私に何か伝えたいことがあったらしく、コーヒーでもとモールのカフェへ。
小谷さんへの仕事紹介の連絡は私がしていて、印象に残ってたようで「今の会社を紹介してくれて、すごく助かったのよ〜。どうもありがとう」と。
そこから小谷さんが派遣登録するいきさつと現在までの話を聞きました。
小谷さんのご主人は自営業、小谷さんは会社を少し手伝うかたわらたまにパートへ。
景気とともにご主人の仕事も縮小され年金をもらう頃には閉業。
ところが年金額の少なさに頭を悩ませてたそうで、預貯金があったそうですがご主人の大病もあり医療費もかかり生活に不安が。
一方、小谷さんはひどい腰痛持ちでしたが改善のため体力とお金があるうちにと老年期に入る前に手術を済ませ、腰には気をつけてるけどそれ以外は健康上の心配はなかったそう。
年齢もご主人より若く「まだまだ私が働くわ」と私のいた派遣会社へ登録したそうです。
その後は書いた通り紹介した会社に勤められ、しかも入った時より時給が少しアップしたと喜んでました。
更にご主人の会社経営時の土地が最近やっと売れたそうで、これで少し生活が楽になりそうだと。
外で働く小谷さんにご主人が感謝し、家事を無理のない程度にしてくれるようになったとも。
聞いてて本当に良かったと小谷さんと互いに目を細めました。
その話の最中で小谷さんが言った印象的な言葉があります。
「まぁまぁ健康だったから生活をつなぐ事ができたと思うの。これからはどうなるかわからないけど、健康ってお金を生み出すのよ、どんな時も」
小谷さんとショッピングモールで別れた後、数歩進んで振り返ると小柄な小谷さんの後ろ姿が大きく見えました。
年齢とかけ離れた力強さを感じ、お茶に誘ってくれた余韻と共に胸がいっぱいに。
「小谷さん、これから先もしばらく大丈夫な気がする」
そんな事を思いショッピングモールをあとにしました。
ありがとう。