前回の二日間の紅葉散歩でみつけたものです。
ささやかだけど、その時にみつけて嬉しかったものの写真と思った事です。
キツネさんに会った林道の水辺の近くも私の好きな場所になりましたが、もう一箇所、新たな散歩道を見つけたのが収穫でした。
ここは川の近くなんですが、遠くに山々が見えて静かだけど寂しくなく学校や住宅もすぐ近くにありながら凄く自然を感じられました。
その散歩道で野生化した綺麗な花を見つけました。
紫の野菊と白い花は細い葉っぱの形からカモミールかなと思う花。
雑草の中で逞しく花を咲かせてました。
遠くの山ではうっすらと雪が見えてます。
一方で足元の花には蝶々がとまっていてとんぼも見ました。
冬と秋の両方がありました。
野原で見つける野生化した花が好きで、よくそういった花などもスマホで撮ってます。
どこかの庭木にあった花の種が運ばれてきたか、もしくはその花の近くに家があってそのなごりなのか。
うっそうとした草むらの中に写真のような花が咲いているところを見つけると嬉しくなります。
秋にお花畑を見つけた気持ちになりました。
寒冷地と呼ばれるところに住んでいるので、それだけ暖かいという事になりますね。
ですが、冬が長く雪がたくさん降るとなかなか過ごすにも骨が折れるもの。
少しでも暖かく、その期間が長ければと思うのが本音です。
花の写真を撮り遠くを眺めてると、静けさと日差しの中で花や緑が輝いて見えて別世界にいる様な気持ちになります。
私が自然の中にいるとよく起こる感覚です。
もともと人って太古の昔に、自然と共に穏やかな世界で生きてた時代があったんだと思うんです。
今よりはるかに自然の厳しさ、優しさ恵に触れて。
余計なものも煩わしいものもなく。
だから感性も今よりもっと鋭くて豊かだったんじゃないかって。
何もなかったら助け合わなきゃいけないから協力しあってただろうし。
いつまでも喧嘩してたら、互いにつまらないだろうし共生の意味では生死に関わってたかもしれないです。
自然に触れて嬉しくなるのは、日常で忘れている過去の記憶を思い起こさせるものがあるからじゃないかな。
過去といっても人間にとっての遠い記憶です。
でもそれは、とても大切な記憶だと思います。