宇宙を感じ風になる

               

身近な先生に会う

夏になると住んでいる場所のあちこちで見られる雑草、ノラニンジンの花を面白いなぁってよく見ています。

 

きっかけは去年の夏に気分転換にいつも出かける場所で、少し休憩しようと腰を降ろした時にすぐ近くで咲いていたノラニンジンの花でした。

ちょっと気分の冴えない時で、モヤっとするので散歩に出かけてたのですがふと目をやるとノラニンジンが面白い形で咲いていました。

大きな花の上に小さい花がちょこんと咲いていて大きな地球とその上にいる人間、お母さんと子供のように見えました。

とてもユニークな咲き方をしているなぁとしみじみ思ったのですが、何気なく目に止まった花にとても励まされたのを覚えてます。

こんなにも自由に咲いてこんなにも自然に生きていて、そして綺麗で。

さり気ないありのままの姿で人の気持ちまで変えるので、なんか凄いなぁって思いました。

写真のノラニンジンの花はその時のものですが、この咲き方はこれ一回きりしか見てなくて偶然の出会いでした。

 

自然から得たり学ばされる事は沢山あるんですが、言葉にすると陳腐なかんじもあるし、言葉にし尽くせないものもあったりします。

優しいパワーやエネルギーに驚く時もあるし助けられる事も多いです。

深く純粋な気持ちなったり、乱れたものが整う感覚もあります。

もともとは田舎育ちで自然が身近なのが当たり前だったけど、人生も過ぎたところで自然の大きさや神秘的なところに触れて生きるとは思っていなかったです。

以前はそこにあるのが当たり前過ぎて気にも止めなかったんですよね。

今は花や草木や鳥、森、林、草原、山、公園などで見つけるものが凄く興味深く感じてよくよくと観察したり、写真を撮ったりしています。

かなり影響を受けて生きている自分がいます。

 

住んでいるところが自然が豊富な場所にあるのが良かったなと思っています。

それも去年、実感した事なんですよね。

おかしな話だけど、その前は足繁く通っている今の場所へ一人で行こうとしても足が進まなかったんです。

ご近所さんにここ、いい場所だよって前々から勧められていたのにも関わらずです。

近くまで行ってもなぜか「今じゃない」って思ってました。

けれど、その時も「今じゃないけどこの先に何かあって、私は何かを見つけたり経験したりするんだろうな」って思っていたんです。

実際そうなって、少しびっくりする不思議な空の変化を目の当たりにしたり小さな生き物をみつけたり、自分の状態を自然の中で確認したり、諸々を含めて学んだりを繰り返しています。

 

今思うと感性というかその場所と波長の合う自分になった時にそこへ行ってる様です。

だから、いろんなものを見つけられるんですね。

それ以前にそこへ行ってもこんなところか、というさらりとした感想をもって興味も深くならなかったんじゃないかと思います。

 

タイミングもあるなぁと思っています。