最近、生きてる事ってほんとに素晴らしいなぁって深く思う事が度々あります。
生きてる事の素晴らしさに気づく時に必ずセットで浮かぶものがあります。
肉体を持っているから生きている素晴らしさに気がつくという視点です。
まぁ、当たり前の事だけど。
自然散策へ出かけるのが好きなんですが、立ち止まってお花や景色や生き物を見た後でふっと何もない感覚に陥ります。
本当に何もないって。
自分の自我みたいなものが、全部消し去られたかんじでそこに立ち尽くす事があるんです。
何もないと感じる時にわかるのが、立っているここしかなくて風の音だったり鳥の鳴き声だったりです。
風も体に当たる事で速さを感じ、太陽も体に伝わる暖かさで日差しの強さを微細に感じます。
わかるっていうのもなくて、そういうのがあるなだけです。
で、少ししてああ良かったってしみじみ思うんです。
感じとれたのが良かったって。
わかって良かったって。
それは確かに生きているってわかる事でもあります。
この感覚は極限の苦しい状況を乗り越えようとしている人にもあるのかな?って思います。
あとは無心になる事が好きな人や、無心の状態が続く人です。
以前に見える世界がそれまでと全く違って感じた事がありました。
私にも生きててかなり苦しい辛い時期あり、塞ぎ込んで精神的にまいってたある日の事です。
かなり昔で状況がうる覚えなんですが、たまたま乗ったバスか何から外を見た時に何でもない景色がキラキラ凄く輝いて美しく見えたんです。
ネガティブな事を考え続けてて、真っ暗な世界が広がっているとばかり思っていたのに、今、目にしているものはこんなにも輝いていると思いました。
自然に涙が込み上げてきて、生きてる事を実感しました。
まるで死んだようになっていた自分が、徐々に息を吹き返していく瞬間でした。
肉体を持っているから、病気や老いや死があって辛い事は確かです。
制限など縛られる事もあります。
反面、肉体があるから感じる事、考える事、経験する事、学ぶ事があるんですね。
生きている事は肉体がある事そのものです。
生きていくって一筋縄じゃないですよね。
もっと楽に生きていけたらなと思います。
そのコツみたいなものが神秘的な世界に隠されてるんじゃないでしょうか。
いろいろわかると少しだけでも良い方向へ向くんじゃないかな。