北海道でこのブログを書いてます。
北海道と言えば何を思い浮かべるんだろう?大自然、新鮮な魚介類や農産物、冬の雪景色かな。
私は開拓者精神です。
北海道って先住のアイヌの人たちもいますが、他にいろんな人が集まって出来た場所なんですよね。
明治時代にあちこちから北方警備の役割も兼た屯田兵が来ていて、それはそれは大変な開墾をして北海道が開けていきました。
寒冷地だし場所によっては痩せた土地で、灌漑事業も進んでないなかでほんと血の滲むような苦労。
これが、例えば暖かい温暖な地域だったらかなり過ごしやすかったと思う。
今でもネタというか冗談で北海道ってもう極東でしょ?みたいなのあるけど、うん、冬の寒さは北部にいく程はんぱないです(笑)
真冬で外で寝てるだけで凍死の心配があるので・・・。
少し前だけど、「北海道人は冷たい」と住民を冗談みたいのじゃなく本気で悪く言う知り合いがいたのね。
その人は北海道外の出身者だったんだけど何でそんな事、言うんだろうなって。
ここに居る全ての北海道人に会ってもないだろうし、その人の上司も北海道出身で凄くお世話になってたのも含め「あれ?・・・なぜだろう?」って。
最初は、まぁ、同調したものの後で疑問に思いました。
冷たい人は世界中どこにでもいるのよね。
でも冷たく見えてるだけで深く付き合っていくとそうじゃなくて、長い時間をかけて向き合わなければわからない。
北海道の場合は、おそらくだけど歴史的な処世術があるんだと思う。
歴史を振り返るとルーツにいろんな地方の人が移動して来るなか、それぞれの文化や習慣が違う。
一応は何々村はこの地方の入植者が多いってあるんだけど、北海道全体ではいろんな人が集まってるのね。
文化、風習が違ってもうまく付き合うには互いにそれらを押し付けない、少し距離をとりながらいろんな出身者と広く浅くっていう感覚が最初はあったと思う。
それが深い付き合いになるまで他人行儀に見えたりサバサバして見えるのかも。
もともと一つの地域の人たちで構成されてたら家族みたくなりやすく、絆や連帯も初めから強く感じるんじゃないかな。
気候も関係してて、もっと南の地域の人だと寒さのリスクがないぶん、のんびりもしてると思う。
独立心も強く見えるかもしれない。
やっぱり厳しい環境のなかで一から切り開き、極寒を生き抜いてきた遺伝子が人を強くしたと思います。
遠く故郷を離れて苦労してきた人たちがたくさんいて、今の北海道をつくり上げて来ました。
先人達への思いから少しばかり名誉回復と理解されたらと思い書いてみました。
ちゃんと説明すると疑問や誤解も減り最終的にわかり合えるだろうし。
まぁ、一方的に相手に遮断されたら、それも出来ないけど。
私は基本的には人の本質はどこへ行っても変わらないと思ってます。
南も北も西も東も、言葉などちょっとの特徴や違いがあっても、みんな一緒じゃないかな。
悲しければ泣いて、嬉しかったり面白ければ笑う。
あとね、いろんなところからみんなが来てくれたから北海道って成り立った。
そういった意味で全国いろんな地方の人に感謝してます。
どうもありがとう。
いろんな人の中で北海道より大きい宇宙をみつめて、開拓者精神で明るく生きていけたらなって思ってます。
読んでる皆さんにも、このブログからささやかでも北のフロンティアスピリットを届けられたら嬉しいです!